液味噌
液味噌によって革命が起きた。
自室における水源は大別して水道水・コーヒー・酒類であり、長年揺るがなかった3種の神泉だった。
液味噌が自室に導入された日、新たな神泉として味噌汁が生まれた。
幼少の頃から味噌汁が好きで度々インスタントの味噌汁を購入してきたが、パッケージを破り味噌を出しまたパッケージを破りかやくを出しと、恵みを得るまでに苦労が伴った。当然と思っていた。
液味噌は全てを覆した。インスタント味噌汁の概念を再構築したと言っても良い。
ボトルに入った液状の味噌を適量出して湯を注ぐだけでそこに泉はできる。
ビニールを破り手が汚れることを恐れつつも限界まで味噌をひねり出すことは最早徒労となった。
人間は今インスタントコーヒーと同じ手軽さ、気楽さで味噌汁を得ることができるようになったのだ。
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