ravelll の日記

よしなに

Raspberry Pi + Netatmo で二酸化炭素濃度モニターを作る

部屋に Netatmo の Smart Home Weather Station を設置して気温や湿度、二酸化炭素濃度などを測定している。

測定値は Web 上の Dashboard ごしに見ることができるのだけど、PC を開いていないが値が気になるとき、具体的には集中を要するゲームをしているときにサッと値を見づらく少し不便していた。ちなみになぜ値を見たいかというと、集中力の持続と部屋の二酸化炭素濃度との関係が気になったため。

これを解決すべく、まず iOS のショートカット機能で Netatmo の API を叩いてワンタップで測定値を見れるようにしてみた。

ショートカットを使うのは初めてで思った以上に色々できて面白かったのだけど、iPhone を手に取りワンタップして数秒待って測定値を見る、というのが面倒で全然活用しなかった。

何かを操作することなしに値を見るには、と考えたときに棚で眠っている Raspberry Pi に小さなディスプレイを付ければ CO2 モニターを作れるのでは?と至り、作ってみた。

機材は Raspberry Pi 3 (Model B) と 1602 の LCD ディスプレイ。

Raspberry Pi 3 MODEL B

Raspberry Pi 3 MODEL B

  • 発売日: 2016/05/31
  • メディア: Personal Computers

Netatmo の API を叩いて結果をディスプレイに出す部分は atmo gem と i2c-ss1602 gem を使って ruby でシュッと。コードはこちら。

GitHub - ravelll/pi-co2-monitor

成果物はこんな感じ。1分ごとに値を更新してくれる。

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raspberry pi co2 monitor

そんなこんなで、無事要求が満たせるものが作れて良かった。早速活用してみたところ、ゲーム中の部屋の二酸化炭素濃度は 1500ppm 前後と高めの値を維持する事がわかった。今度は上手く換気をしつつプレイして感覚に差があるか確認したい。多分差はないと思う。