日本酒の話
このエントリは gussan Advent Calendar 2015 の9日目のエントリです。
また、日本酒 Advent Calendar 2015 の9日目のエントリでもあります。
今日は日本酒における今年の総括を話そうと思っていたのですが、丁度よいトピックがなさそうなので部屋の冷蔵庫に入っていた日本酒について話します。
左から順番に。
美酒の設計 純米吟醸 無濾過生原酒 瓶火入れ
- 齋彌酒造店
- 山田錦55%精米
雪の茅舎を醸す齋彌酒造店が醸すお酒。7月に購入して1杯飲んですぐ「酒屋さんから来年の春まで冷蔵して飲むのが妥当と聞いた」という情報を得て、空気を抜いてずっと保管している。3月が誕生日なので誕生日に開けようか。
菊姫 先一杯 純米
先一杯(まずいっぱい)という雰囲気よい名前の菊姫。純米らしいどっしりとした旨味と口当たりながらべったりとしないのでぐいぐい飲める。
一博 純米吟醸 生酒
- 中澤酒造(滋賀)
- 山田錦55%精米、日本酒度+4.5、酸度2.1、度数16.8
酒屋さんで以前から見ていて気になっていたお酒。調べてみると26年度まで酒造りを休業されており、大治郎を醸す畑酒造の蔵人である息子さんが僅かながら酒造りを再開されたのだそうです。
田沼(千代むすび)特別純米 無濾過生原酒
- 千代むすび酒造(鳥取)
- 国産米55%精米、日本酒度+1、酸度1.4、度数17度
千代むすびの田沼酒店オリジナルラベル。濃厚な生原酒で、どんと旨味が広がる力強いお酒。購入したときお店のおばちゃんと小一時間話して楽しかった。
新政 コスモス(純米大吟醸 生酛木桶仕込み 中取り)
- 新政酒造(秋田)
- 改良信交40%精米、度数15
伝統的な酒造りからモダンな酒造りまで日本酒の可能性を広げつづける新政酒造の限定酒。非常に繊細な香りかと思いきや、口に含んだあとの含み香が凄くて驚きました。
風がふく 山廃純米吟醸生酒
- 白井酒造店(福島)
- 五百万石50%精米、日本酒度+3、酸度1.6、度数17.1
こちらも以前から名前は見て気になっていたものの飲めていなかったお酒。山廃は好みでないものが多いのですが、これはとてもジューシーでフルーティなお酒で、山廃だけを理由に手を出さないのは良くないとわからされた1本でした。
奥 夢山水十割 十年低温熟成
- 尊皇蔵元(愛知)
- 夢山水60%精米、日本酒度+2、酸度1.8、度数18.5
こちらもまた気になっていたけど飲めていなかったシリーズ。十年熟成、しかも度数18.5度とあるのでさぞ濃厚な古酒と思いきや、飲んでみると確かにとろみはあるものの古酒らしい強い味はなくすいすい飲める。面白く美味しい1本だった。
鶴齢 純米大吟醸
- 青木酒造(新潟)
- 越淡麗40%精米、日本酒度±0、酸度1.3、度数15以上16未満
新潟の実家から新米と一緒に送られてきたお酒。両親にただただ感謝。実は新潟生まれながら新潟のお酒はあまり好きでないんだけど、鶴齢は数少ない好きなお酒。大変おいしゅうございました。
善知鳥 大吟醸
- 西田酒造(青森)
- 山田錦40%精米、日本酒度+4、酸度1.3、度数16.5
銘酒、田酒を醸す西田酒造のもう一つの銘柄である喜久泉の限定酒。1升8000円以上するお酒で疲弊して気が狂ったときに購入。今まで飲んだアル添酒の中で最も澄んだお酒。少し時間が経ったら少し濃厚になり更に好みの味になった。本当に美味しい。
いつもはここまで多く保管しないんだけど、しばらく前に酒屋を巡った際テンション上がり過ぎて気づけばこんな具合に。日本酒はお店でも飲めるけど、瓶を買って家で飲むと時間による味の変化が楽しめて良い。それに日本酒にこだわっている酒屋さんは意外な場所にあることも多く、Ingress 的な楽しさも感じています。飲みはすれど自分では買わないかたは、ぜひ酒屋さんを覗いてみてはどうでしょう。独特な雰囲気で楽しいですよ。
gussan Advent Calendar 2015 明日は id:ravelll が担当です。
そして 日本酒 Advent Calendar 2015 明日は kaelaela さんが担当です。