ravelll の日記

よしなに

20140623

読書

有頂天家族を読み終えた。

半年ほど前に四畳半神話大系のアニメを見て、その比喩・形容表現と爽快な物語がとても心地良かったのでぜひ他の作品も、あと活字を読む方が面白そう、ということで有頂天家族の kindle 版を購入。

内容としては少なくともアニメ版四畳半神話大系に比べコミカル色は薄くシリアスな場面は幾分多いものの、やはりその表現と展開は爽快で、読書に親しくない身分ながら終始前のめりの姿勢を保ったまま読了できた。
文学的な素養の無い人間なので、(森見登美彦についてこの作品に限らないが、)「平凡な男がある朝目覚めると一匹の毒虫になっていたというのは有名な小説の冒頭であるが、私の場合はそこまで劇的ではなかった」「寺山修司はかつて書を捨てて街へ出ろと言ったそうだが、街に出て何をしろというのだ」等々、表現の一々が知識欲をそそられるのも嬉しく楽しい。

今は四畳半神話大系の原作を読んでいます。まだ4半分も読んでいないながらアニメ版では使われていなかった表現が多くあったり設定もずいぶん違ったりで楽しいです。
これを読み終えたら何を読もうか。熱中できる作品があると通勤電車の苦が減ってよい。

人生初

今日は初めて森見登美彦の著書を読了した。